0707

いまさら我々に太古の時代の生活ができるわけがない。現代文明のお陰で、iPhoneのお陰で現代人は生きられる。

でも、失われたものの豊かさ(それを豊かさと言ってしまていいのかどうかって気もするけど)を想うと、現在残されているそういうものの欠片を感じることはやはり大切なことなのだなと思う。それは白老でも感じたし、荒浜でも同じようなことを感じた。時が流れ、時代と共に、時には天変地異で、いろんなことが否応なしに変わらざるを得なくなっている。

そんなことを考えながら東京に戻って、たまたま森山大道の個展を観に行く。凄い絵ばっかり。自分をグサッと刺しながら撮ってるみたいな。会場をあとにして運転してたら東松照明の沖縄の写真(カラーの方。モノクロの例のやつじゃない)が浮かんできた。あんな写真撮りたいなあ。本島から外れればああいう光景がまだ残ってるんだろうか。