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欲というものは多かれ少なかれ誰にでもあるものなのだから、それを否定する必要は無いと思う。それに欲を否定することと無欲であろうとすることとは違う。

ただ、欲とは自分が幸福になる以上に他人に損害を与え、不幸にしてしまう可能性があるということを絶えず考えなければならないと思う。理性だけがそれをコントロールできるともいえる。大事なのは欲を定義することではなく欲を律することであるべきだ。